シニアクラブの先輩方へ

 シニアクラブの先輩方へ

会員拡大への想い

 

2021年度

(一社)久留米青年会議所

理事長 野田康友

 

 

私が入会した10年前の久留米青年会議所の会員数は140を超えておりました。しかし今はその半数ほどとなってしまっており、年齢構成においては、ここ4年間で卒業してゆく36歳以上の会員が7割以上を占めております。そうすると、今後新入会員がゼロだと仮定した場合、70周年を迎える年には30名のLOMとなり、その翌年には20名を下回ります。JC活動は一人では出来ません。その一方で、JC運動の発信は一人になっても出来ます。現に、人数は減っていても、信頼関係が築き上げられたうえでの「仲間との活動」を日々行っている組織という意味においては、先輩方の時代と何も変わっておりません。しかしながら、やはり、先輩方から引き継いだ歴史や伝統を「久留米らしか」形で今後も継続しながら、後輩たちも生き生きと活動出来る久留米青年会議所で在り続けさせるためには、仲間を増やすことがどうしても必要です。背に腹は代えられません。本来、「存続」はJC運動発信という目的のための「手段」だとされていますが、2021年度においては、久留米青年会議所が今後も永く素晴らしい運動発信をするために必要不可欠なこととして「持続可能な形での存続」を「目的」と捉え、会の仕組みを変革することも、事業内容も、現役会員それぞれの立ち振る舞いも、全て拡大に直結する活動に特化いたします。拡大を担当するプロジェクトはありません。各委員会や会議を担当する常任理事と常務理事が常に拡大の進捗を管理し推進する形で全会員に波及させて参ります。

 

2018年に、日本青年会議所の定款に「ビジネスの機会」が明記されました。本来、ビジネスの話はJCではしないという発想を転換させて、会員同士で物を売り買いするという直接的なビジネスではなく、JCで習得できる新しいビジネスやビジネスを改善するヒント、ビジネスを広げるネットワーク、ビジネスを回すスキルなどをもとに、会員それぞれのビジネスがより良くなれば、会社はもちろん、地域も、日本も良くなるという発想に基づくものです。日本青年会議所主導により、いまはもう、ビジネスの機会をJCで得ることに抵抗を感じる必要は無くなっております。面談の機会には、基本的に私自身が行かせていただくことはもちろんのことですが、創業者の方、後継者の立場の方、従業員という立場の方、それぞれのビジネスにおける展望や不安に対して一緒に考え、誠心誠意お答えできるようなメンバーで会話をいたします。

 

これらのことから、先輩方にお願いをさせていただきます。後継者や従業員の方を入会させていただけないでしょうか。本物の「入りたい」「入らせたい」団体へ脱皮するターニングポイントとさせる一年を、一緒に体感させていただけないでしょうか。先述の通り、数年後にはさらに会員一人にかかる負担が大きくなってしまう可能性が高いです。「まだ早い」では間に合わないかも知れません。いまこそ、久留米青年会議所に想いをお持ちであるならば、その久留米青年会議所を守るためにも、会社のためにも、ご本人の成長のためにも、私たちにお預けください。後悔も損もさせません。それでも難しい場合、なぜ難しいのかをご教授いただき、これからの糧にさせてください。どうか、真剣なるご検討の程何卒よろしくお願いいたします。

 

理事長所信

 

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